さいたま地裁の男性書記官（３６）が昨年１２月２８日夜、東京都内の路上で下半身を露出したとして、警視庁池袋署に公然わいせつ容疑で現行犯逮捕されていたことが５日、分かった。容疑を認め、同３０日に処分保留で釈放された。同地裁は「事実関係を調査し厳正に処分したい」としている。
同地裁によると、この書記官は昨年１２月２８日午後１１時ごろ、東京都豊島区のＪＲ池袋駅西口の繁華街の路上で、駐車した乗用車内に、女性がいるのを見つけ、関心を引こうと下半身を露出、車の周りをうろついたという。この日は仕事納めで、書記官は横浜市内の自宅へ帰宅途中に近くで１人でビール５、６杯を飲んだらしい。事実関係を認め「被害者に申し訳ないことをした」と話しているという。
書記官は００年４月、さいたま家裁に採用された。同地裁支部などをへて、昨年８月から地裁刑事部に勤務していた。
同地裁の房村精一所長は「法を順守すべき立場にある職員がこのような行為をしてしまったのは誠に遺憾。再発防止や信頼回復に努めたい」とのコメントを出した。
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