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2007年01月06日(土) 17時00分

豊郷小:8日に旧校舎群見学会 「利用案」全世帯アンケ前に /滋賀毎日新聞

 豊郷町立豊郷小学校の旧校舎群の見学会が8日午前10時から行われる。町まちづくりプロジェクト委員会がまとめた「旧校舎群利用案」に対する全世帯アンケート調査を前に希望者に旧校舎群を見てもらう。見学会は正午までの2時間。旧校舎棟、講堂、図書館を開放して町民らに自由に見学してもらうという。町関係者の案内などはなく、町は「上履きの持参」を呼び掛けている。
 利用案は、旧校舎は建築当時の意匠や間取りを極力変えず、1階を子育て支援、公共的団体、館の管理などのゾーン、2階を教室などの保存と会議・交流活動ゾーン、3階は書庫などに充てる。図書館は同校舎寄贈者の古川鉄治郎氏顕彰や市民ギャラリーに、講堂は同小の行事を優先に町内児童、生徒の学業活動や発表の場としての貸館利用を挙げている。
 アンケート調査は、全2579世帯(昨年11月末現在)対象で各世帯1枚。12日発行の「広報とよさと」に建物ごとの利用案を掲載して、アンケート用紙を挟み込む。内容は旧校舎は各階ごとに、講堂と図書館はそれぞれに利用案が▽好ましいと思う▽おおむね好ましい▽好ましくない——の3項目から選ぶ。
 回答は2月15日必着。2月中に集計・分析して3月上旬に開く予定の第10回委員会に報告。アンケート結果も踏まえた利用計画案をまとめ、今年度内に大野和三郎町長に答申する予定。町は07年度に耐震調査など、08年度に改修整備工事を行い、09年度の利用開始を見込んでいる。【松井圀夫】

1月6日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070106-00000276-mailo-l25