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2007年01月06日(土) 08時32分

基本料980円で使い放題 ソフトバンクが携帯新プランフジサンケイ ビジネスアイ

 ソフトバンクモバイルは5日、携帯電話の新料金プラン「ホワイトプラン」を16日から導入すると発表した。月額基本料が980円で、自社の携帯電話同士ならメールは使い放題で、通話も一部時間帯を除き無料となる。

 番号ポータビリティ制(番号継続制)のスタートに合わせて昨年10月に導入した「ゴールドプラン」の基本料金を大幅に割り引くキャンペーン期間が15日に終了することに対応した。

 「通話、メール0円」の広告で波紋を呼んだゴールドプランでは、「予想外割」と銘打ったキャンペーンを行い、1月15日までに加入すれば、9600円の月額基本料金を2880円に割り引いていた。

 ただ、15日以降もキャンペーンを継続すると、本来の定価の実体がなくなり、景品表示法に違反する恐れがあった。また、終了した場合も、終了後の加入者に大きな不利益が発生するとの問題があった。

 同日記者会見した孫正義社長は、「一般的な使い方ならば国内で最もお得」と述べ、今後はホワイトプランを主力としていく考えを示した。

 ホワイトプランは、ゴールドプランよりも月額基本料を大幅に安く設定した半面、午後9時〜午前1時の間は自社携帯同士の通話も有料とした。他社携帯との通話を含む有料通話料金は、すべて30秒あたり21円。新規契約は16日から、既存顧客の契約変更申し込みなどは11日から受け付ける。ゴールドプランでは加入条件となっていた割賦による割引端末販売「スーパーボーナス」などを利用しなくても契約できる。

 ただ、ゴールドプランは、他社携帯の契約期間に応じて基本料金が割り引かれるため、自社携帯同士の有料通話の時間によっては、ホワイトプランよりもゴールドプランの方が割安になる場合もあり、孫社長も、「不特定多数の人にたくさん電話をかける営業マンのようなケースでは必ずしも割安にはならない」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070106-00000001-fsi-bus_all