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2007年01月06日(土) 16時01分

NHK受信料、請求後1000万納付琉球新報

 NHK沖縄放送局が県内の受信料不払い世帯に請求書を送付し、一部高額滞納者から「今まで一度も通知がなかったのに」などと不満の声が上がっていた件で同局は5日、琉球新報社の質問に回答した。回答によると、県内の受信料契約は06年3月の時点で30万9357件あり、未収者は同9月時点で12万3千件。06年度は7月、10月、12月の3回請求書を送付し、12月は18日に2万8千件を送付した。同局は滞納について最終手段として法的手段に出る可能性も示唆した。 同局は請求書送付の対象を、「受信契約を結びながら支払いが滞った世帯」と説明。これまでも訪問、電話、請求書など何らかの形で通知していたとしている。
 支払いに応じない場合、「すぐにではないが今後未契約者、未収者について公共放送の意義を誠心誠意説明し、それでも理解してもらえない場合、最後の手段として法的手段に出る可能性はある」と言及した。
 高額請求については、放送法上受信料は払う義務があることや滞納額は契約し支払いが滞った時点から計算していること、滞納せずに払っている人がいることなどに触れ「20数年、30数万の請求でも払っていない分を請求しているだけで、公平な受信料の支払いという点で妥当と考えている」との認識を示した。
 受信料の請求は、全国の放送局で同一方針で取り組んでいるという。
 請求書送付後の12月月18—31日までに、同局に640件の問い合わせがあった。うち240件は支払いの申し出で、5日現在で未収者から約1千万円の振り込みがあったという。
 同放送局では疑問の問い合わせには誠実に対応すると話している。問い合わせは平日に、NHK沖縄放送局営業098(862)5151。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070106-00000016-ryu-oki