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2007年01月06日(土) 11時43分

国連で13人調査中 スーダンPKO要員の性的虐待疑惑朝日新聞

 スーダン南部に展開中の国連の平和維持活動(PKO)要員が、少年少女に対する性的虐待を行っているとの疑惑について、PKO局のホルルート事務次長補は5日、記者会見し、「現在、国連内部監査部が13人を調査中で、そのうち、強制送還されたバングラデシュ国籍の4人は除隊や降格の処分を受けた」と発表した。

 疑惑は、スーダン南部に展開中の国連スーダン派遣団(UNMIS)要員が、少年少女に性的虐待や金品による性的搾取を行っているとの英紙の報道を受けて浮上。潘基文(パン・ギムン)事務総長も3日付の声明で、4人が強制送還された事実については明らかにしたが、今回報道された被害者との関連はまだ調査中だという。

 ホルルート氏は「女性としても、母親としても憤っている。再発を防止できる体制づくりに全力を尽くす」と述べた。

http://www.asahi.com/international/update/0106/014.html