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2007年01月06日(土) 14時43分

名字だけの募金依頼DM、ユニセフ送付に「本物か」読売新聞

 国連児童基金(ユニセフ)への募金を呼び掛けるダイレクトメール(DM)が、あて名に名字を書いただけで個人宅に送りつけられ、「新手の詐欺か」と全国の消費生活センターに問い合わせが相次いでいる。

 個人情報保護法の影響で個人名簿が入手しにくくなり、日本ユニセフ協会(東京都港区)が名字だけの情報を業者から購入し、あて名書きに使ったのが原因。正規のDMだが、消費生活センターは「善意のものでも疑われる」と注意を求めている。

 協会によると、DMを使った募金活動は、日本では1992年から始まった。国内の寄付金は92年に25億円だったのが、昨年は165億円にまで増え、大きな収入源になっている。協会は毎年2回、過去に寄付したことのある人のほか、電話帳や業者の名簿をもとに全国の不特定多数の人にDMを送っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070106-00000305-yom-soci