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2007年01月05日(金) 15時04分

年末2日間でトップに立ったウイルスとはITmediaエンタープライズ

 セキュリティベンダーのソフォスは、2006年12月に報告されたコンピュータウイルスの「月間トップ10ウイルス」を発表した。年末年始の挨拶を装ったワームが、発見からわずか2日間で蔓延したという。

【表】

 1位の「W32/Dref」は、2005年7月に最初に検知されたマルウェア「Dref」の亜種「Dref-V」で、メール大量配信型のワーム。新年の挨拶を装ったものとなる。2006年12月30日に検知され、翌31日までに感染メールの93.7%を占める、急速な拡散ぶりを見せた。

 同社では、「年末年始休暇明けの膨大なメールをチェックする際に感染してしまうという危険もあり、今後さらなる被害の拡大が懸念される」と呼びかけている。

 また、2006年12月に世界中で送受信された全メールのうち、悪意のあるものは337通に1通の割合(0.3%)だったという。同社が検知した新規の脅威は6251件で、12月までに阻止した脅威の総数は20万7684件となっている。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070105-00000025-zdn_ep-sci