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2007年01月05日(金) 00時00分

“拳銃押収”自演の警部補、脅され数百万円払ってたZAKZAK

 知人の男(43)が盗んだ拳銃を指定した場所に置かせ、押収したと装っていた奈良県警橿原署地域課の男性警部補(47)が、男から事実をばらすなどと脅され数百万円を払っていたことが4日、分かった。

 県警によると、男は2006年に別の窃盗事件で逮捕され、拘置されていた奈良少年刑務所から警部補に「数百万円を払わなければ拳銃のことをばらす」との内容の手紙を送り脅迫。警部補は金を払ったという。

 受け渡し方法や脅しの内容に不明な点もあり、県警は共犯者がいる可能性も含め、恐喝容疑で男を調べる方針。警部補については銃刀法違反(共同所持)などの疑いで調べている。

 警部補は天理署の交番勤務だった02年、男から拳銃を盗んだと相談され、パチンコ店駐車場に置いて匿名通報するよう指示、自分で押収し、署長賞をもらった。

ZAKZAK 2007/01/05

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007010505.html