記事登録
2007年01月05日(金) 08時01分

脱がなくても強い!紅白歌手別視聴率でSMAPが2年連続1位サンケイスポーツ

 平成18年大みそかの「NHK第57回紅白歌合戦」の毎分視聴率(ビデオリサーチ関東地区調べ)が4日、明らかになった。サンケイスポーツの独自調査によると、SMAPが48.8%で、前年に続き歌手別の瞬間最高視聴率を獲得。紅白全体の瞬間最高も、審査発表時と同率で1位となり、SMAP強しを印象づけた。一方、女性バックダンサーの“全裸騒動”でミソをつけたDJ OZMAは42.4%だった。

 SMAPが、出場歌手54組の頂点に立った。2年連続のトップ。国民的アイドルがその人気を数字で証明した。

 午後11時25分、「ありがとう」のスタートから番組開始以来初の48%台に。♪ありがとう〜のサビ部分では48.8%を記録した。

 随所で数字の底上げに貢献した。まず、同8時38分に香取慎吾(29)がフジ系ドラマキャラクター、孫悟空の扮装で紅組司会の仲間由紀恵(27)とトーク(35.2%)。同8時55分、白組司会の中居正広(34)が「イマジン」を朗読(32.7%)、同10時4分、「2006スーパーレビュー!」の最後に5人で「Dear Woman」を歌った(39.8%)。また、木村拓哉(34)が「千の風になって」を朗読し、初出場のテノール歌手、秋川雅史(39)の好視聴率(39.6%)を演出した。

 NHKにとっては、SMAPさま、さまだ。17年は大トリで「Triangle」を歌い48.6%をマーク。番組平均視聴率を、16年の歴代ワースト1位(39.3%)から42.9%に好転させた立役者。SMAP効果を計算に入れ、昨年は中居を司会に起用し、メンバーの見せ場を作る構成、演出で挑んだ。

 SMAPはこの日、所属事務所を通し、「たくさんの方たちに見ていただけたということで、大変、うれしく光栄に思います。僕たち自身も、なかなか普段御一緒出来ないような先輩方たちとの共演で、学ぶことも多く、自身、大変楽しませていただきました」とコメントを発表した。

 一方、OZMAの42.4%は、歌手全体で5番目(8位)の数字。初出場として異例の高成績だが、NHKに黙って、女性ダンサーに全裸風の衣装を着せ、視聴者からの抗議電話を殺到させた責任は大きい。

 ちなみに、ダンサーが“全裸”で踊りまくる姿が映った場面は、41.1%。歌唱後に審査員のプロゴルファー、横峯さくら・良郎父娘が感想を語る10時24分、43.8%とアップしたが、これは、「裸?」「ふざけすぎ」と視聴者が騒ぎ出したころとみられる。

 お茶の間は、OZMAの独りよがりの過剰演出より、SMAPの正統派パフォーマンスを支持した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070105-00000032-sanspo-ent