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2007年01月05日(金) 06時03分

OZMA視聴率「アゲアゲ」大貢献スポーツニッポン

 スポニチ集計によるNHK紅白歌合戦の歌手別視聴率では、DJ OZMAは43・8%を叩きだし、午後10時台では断トツ。視聴率的には公約通り貢献した格好になった。瞬間最高視聴率は、人気グループSMAPの歌唱時で48・8%だった。

 裸に見間違う衣装の女性ダンサーを登場させ大騒動を巻き起こしているDJ OZMAだが、歌手別視聴率では、第2部平均の39・8%を大きく上回る43・8%。放送前に「視聴率より膨張率」とぶち上げていたが、視聴率の「アゲアゲ」には大貢献した。

 30%台の後半から40%で推移していた視聴率は、OZMAの前の小林幸子(53)が登場した午後10時15分に41・1%にアップ。恒例の豪華衣装で視聴者の心をガッチリつかんだ。

 その後、同19分のOZMA登場時には42・4%まで上昇。下半身全開かと思わせる中、北島三郎(70)がサプライズで登場し、“裸ダンサー”が乱舞した終了時の同24分には、43・8%を記録した。裏番組で16〜20%台で健闘していたTBSのK—1は15・8%に落ち込み、視聴率競争ではOZMAがKOした格好となった。

 OZMAは出場者発表の時から「パンツ脱いで火をつける」などと過激発言。リハーサルでは“開チン”を宣言して、盛り上げに一役買っていた。番組の吉田豊久チーフ・プロデューサーも「紅白はお祭りで、OZMAにも感謝している」と喜んでいた。

 結果的には、“裸ダンサー”の登場で抗議殺到、会長の謝罪にまで発展した「サゲサゲ」状態。しかし、良くも悪くも視聴者をテレビの前にくぎ付けしたことは間違いない。

 ≪K−1は注目カードで25・0%≫紅白の裏番組として健闘したTBS「K—1 Dynamite!!」の視聴率詳細も判明。瞬間最高視聴率は「イストバン・マヨロシュVS山本“KID”徳郁」、「秋山成勲VS桜庭和志」内で記録した25・0%だった。特に「マヨロシュVS山本」で午後9時27分にマークした25・0%は、紅白の中断中でニュース(30・4%)にあたり5・4ポイントまで迫った。ほかに「金子賢VSアンディ・オロゴン」内で24・0%、「魔裟斗VS鈴木悟」内で24・7%を記録。注目カードだった「曙VSジャイアント・シルバ」はわずか62秒で決着がついたせいか、20・3%と伸び悩んだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070105-00000018-spn-ent