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2007年01月05日(金) 20時55分

死刑判決、06年は44被告…80年以降で最多読売新聞

 全国の裁判所で昨年1年間に死刑判決を言い渡された被告が44人に上り、最高裁の記録で確認できる1980年以降では最多だったことが分かった。

 昨年の死刑判決は、地裁・地裁支部で13人、高裁・高裁支部で15人、最高裁で16人。80〜90年代で20人以上になったのは87、88年だけだったが、2000年に23人となり、その後は02年を除いて30〜40人台で推移してきた。

 90年代末からオウム真理教による一連の事件で死刑判決が相次いだことや、凶悪事件の多発、被害者感情を重視した厳罰化傾向などが影響しているとみられる。

 また、昨年に死刑が確定したのは21人。死刑判決を受けた44人の中では、最高裁の16人と、1審判決後に控訴を取り下げた女児誘拐殺人事件の小林薫死刑囚(38)ら2人の計18人が確定した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070105-00000214-yom-soci