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2007年01月03日(水) 12時01分

ばんえい競馬:協賛レースが人気 存続決定、申し込み相次ぐ−−帯広 /北海道毎日新聞

 帯広市で開催中のばんえい競馬で、個人が好きなレース名をつけられる協賛レースが人気を集めている。レース終了後、優勝騎手や調教師を表彰するほか、レース名が記されたゼッケンを身につけた馬との記念撮影などの特典がある=写真。廃止濃厚から一転、存続が決まったことで、運営する北海道市営競馬組合に協賛の申し込みが相次いでおり、同組合は「遊び心で競馬にかかわってもらえたら」と参加を呼びかけている。
 協賛レースは地方競馬の上山競馬場(山形県、03年廃止)で01年、人気回復策として導入されて以来、全国の地方競馬に広まった。ばんえい競馬でも05年12月の帯広開催から取り入れた。指定されたレースで1万円以上の協賛金を支払うと、結婚や誕生日、店の開店などレースの冠名は自由に付けることが出来るほか、場内でアナウンスされ、競馬新聞などにもレース名が紹介される。
 当初は開催する地元からの協賛を想定していたが、開始から1月4日までの計107の指定レースは、ほぼ半数が道外からの申し込みが占めている。同組合では「レースを振り分けるのが大変なほど」と全国的な人気に驚く。帯広市は来年度から単独開催でも協賛レースを続ける方針だ。
 全国の競馬場37カ所を巡った記念として協賛した千葉県の杉崎暢之さん(39)は「勝った馬が自分の付けたレース名のゼッケンを身に付けたり自分が表彰できたり、1万円で参加できると思ったら安い」と喜ぶ。
 協賛レースに参加するには1万円以上またはそれに相当する品物を用意し、レース後に表彰式で贈呈する。問い合わせは同組合(0166・25・9090)。【仲田力行】

1月3日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070103-00000026-mailo-hok