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2007年01月03日(水) 08時01分

NHK演出大失パイ 「DJ OZMA」に猛抗議750件スポーツ報知

 年が明けても、OZMAの仰天ステージに対する抗議の電話が鳴りやむことはなかった。

 抗議は、大みそかだけで約250件。元日になってからも約500件が殺到し、同日午後11時までに計750件。この件数は、NHKの視聴者コールセンターに電話で寄せられたものだけで、つながらなかった場合や地方局などへの電話などを含めると、トータルでは相当数に及ぶことになる。

 NHKは、放送中に異例の謝罪をしたが、番組ホームページでも改めて「放送まで知りませんでした。紅白のテーマにふさわしくないパフォーマンスだった。不快な思いをおかけして誠に申し訳ないと考えております」と謝罪文を掲載。

 OZMAは、リハーサル初日に「NHKは『(開チンを)やるよ』と言っても信じてくれない。僕を出したことを後悔すると思う」と、冗談交じりに“予告”していたが、現実のものとなった。

 OZMAは紅白終了後、TBS系の生番組に出演。紅白と同じくダンサーはヌードスーツを着用してパフォーマンス。深夜の放送ということもあり抗議はなかったが、TBSも「本番まで聞いてなかった。紅白の騒ぎも知らなかった」としている。

 OZMA単独の“暴挙”には変わりないが、全国ツアーで同じパフォーマンスを見せていたことなどを考えると、NHKのアーティストとの連携不足、認識不足を露呈したことにもなる。

 一昨年まで行っていた紅白の再放送は、今年は予定されておらず、NHKでOZMAのパフォーマンスがお蔵入りすることは確実。4日には橋本元一会長が年頭あいさつを行う。視聴率下落とともに、責任を問われることになりそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070103-00000057-sph-ent