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2007年01月02日(火) 17時04分

インターネットを利用する高齢者、7%にとどまるYONHAP NEWS

【ソウル2日聯合】韓国言論財団が発刊したまとめた高齢者とメディアに関する研究書によると、60歳以上の高齢者601人を対象にメディアの利用状況などを調べた結果、過去1か月間にインターネットを利用した経験がある高齢者は7.0%にすぎなかった。「家にコンピュータがある」は43.1%で、このうちインターネットに接続できる環境にある割合は31.3%だった。インターネットを利用した経験がある高齢者のうち、1日の平均利用時間が2時間以上だったのは19.0%にとどまり、1時間未満が57.1%を占めた。
 サービス別の利用率では、最も回答が多かった「情報検索機能」でも4.5%にとどまったほか、「ゲーム」が3.3%、「電子メール」が3.2%、「ネット新聞」が2.7%、「音楽」が2.0%などだった。教育や同好会、ネットバンキング、放送、メッセンジャー、チャットなどに活用している割合は1.0%にも及ばなかった。

 このように高齢者のデジタルデバイド(情報格差)が拡大していることから、研究書は高齢者に普遍的なサービスを提供できる政策作りが必要だと強調している。高齢者のネット接続の足かせになる可能性があるか、現在足かせになっているすべての技術的な要因を解決するため、政府レベルの政策と市民社会の支援が求められるとしている。

 研究書は、インターネットは電話とは異なり、情報の内容と利用能力がサービス利用に大きな影響を及ぼすため、普遍的なアプローチに焦点を合わせてきた従来の普遍的なサービスの概念を利用能力にまで拡大すべきとの考えを示している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070102-00000019-yonh-kr