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2007年01月02日(火) 21時36分

<日本刀>刀匠19人が打ち初め式 岐阜・関鍛冶伝承館毎日新聞

 刃物の産地として知られる岐阜県関市の関鍛冶伝承館(同市南春日町)で2日、今年の刃物産業の安全や発展を祈る新春の恒例行事「関伝古式日本刀鍛錬打ち初め式」が行われた。
 黒い烏帽子(えぼし)に白装束の刀匠19人が挑んだのは、日本刀づくりの最初の工程の「折り返し鍛錬」。炉で約1200度に熱した玉鋼(たまはがね)を、大鎚(おおづち)を交互に振り上げ打ちつけていく。平らに延ばした鋼を折り曲げて重ね合わせる作業を繰り返すと、不純物が取り除かれて強く美しい刀に仕上がるという。
 リズム良く響く快音と飛び散る火花に、約300人の観衆から感嘆の声が上がっていた。【稲垣衆史】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070102-00000036-mai-soci