記事登録
2007年01月01日(月) 16時24分

茨城の上申書事件、Nシステム2か所に車通行記録読売新聞

 殺人罪などで死刑判決を受けた元暴力団幹部、後藤良次(りょうじ)被告(48)(上告中)が茨城県警に、茨城県阿見町の会社社長(当時67歳)の殺害を告白する上申書を提出した問題で、社長にウオツカを飲ませて殺害し、遺体を茨城県七会(ななかい)村(現城里町)に遺棄したとされる2000年8月13日、後藤被告らが分乗した複数の車が2か所のNシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)に記録されていたことが31日、県警組織犯罪対策課の調べでわかった。

 後藤被告が上申書で示した行動と一致することから、同課は後藤被告らが事件に関与した疑いを強めている。

 調べによると、常磐道上り線の日立北インターチェンジ(IC)—水戸IC間に設置されたNシステムが8月13日未明、後藤被告らが分乗していた車のナンバーを記録していた。さらに同日早朝、水戸市内の国道50号のNシステムも後藤被告らの車のナンバーをとらえていた。いずれも日立市から水戸市を経て七会村に向かう途中の地点だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070101-00000305-yom-soci