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2007年01月01日(月) 11時19分

理科実験をデータベース化、教員向けにアイデア公開へ読売新聞

 充実した学校の授業で子供たちの理科離れを防ごうと、理科教員らで作るNPO「理科カリキュラムを考える会」(理事長=滝川洋二・東大客員教授)が、授業で活用できる実験や観察などのアイデアを集めた教員向けのデータベース作りを始めた。

 試験運用の後、2007年中に全国の理科教員に公開する。

 定年を迎える団塊世代のベテラン教員の経験や、熱心な若手教員の新鮮なアイデアを蓄積して、次世代を担う子供たちの理科教育に生かすのが狙い。小中高の理科全科目の授業が対象で、データベースはインターネット上に構築。利用する教員らが日々の授業経験などを書き加える。

 例えば中学理科の「電流の利用」を教科書の単元一覧から選ぶと、磁石とコイルを使った実験など、授業のアイデアがずらりと出てくる。実験に必要な道具や材料のリストも見られる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070101-00000403-yom-soci