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2007年01月01日(月) 08時00分

早大学院、ネットで海外と討論会産経新聞

 早稲田大学高等学院(東京都練馬区)は今年から、海外の学校とテレビ会議システムを使ったネットミーティングを計画。早ければ3月中旬以降にも、実現化に向け相手校と協議を始める。

 ミーティングの相手はシンガポール、英国、フィンランドの学校で、理数系の学術分野をテーマにした遠隔授業などを行う。国際的な科学技術の知識を持った人材を育成するのが目的。

 同学院は平成18年度、文部科学省から理数系の教育に関する教育研究を行う「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定されている。テーマは「惑星環境システム」。

 ネットミーティングの相手校は、シンガポールの「ナショナル・ジュニア・カレッジ」など。昨年9月に関係者らが同学院を訪れ、同学院にテレビ会議システムがあることを知って話が進んだ。

 ミーティングでは、理数系の遠隔授業をしながら意見を交換したり、討論会を開催。異なった国の高校生同士が意見を交換することで、国際的な知見を持った人材を育てることにつなげていくという。橘孝博教務主任は「これからも生徒の興味を掘り起こしていければ」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070101-00000005-san-soci