2006年12月30日(土) 00時00分
執行時期で情報錯綜=元大統領の死刑、政権内で意見対立か−イラク(時事通信)
【カイロ29日時事】人道に対する罪で死刑判決が確定したフセイン元イラク大統領の死刑執行の時期をめぐり、30日にも行われるという観測から来月末まではないとする見方まで情報が錯綜(さくそう)している。さまざまな法解釈が可能で、マリキ政権内部でも意見が分かれているもようだ。
元大統領の弁護団を率いるドレイミ弁護士は29日、AFP通信に対し、元大統領を拘束している駐留米軍から、元大統領の所持品を受け取るよう電話で要請があったことを明らかにした。死刑執行に向けた手続きの一環とみられ、執行が近いことを示唆するものだ。
米国からの報道では、ホワイトハウス当局者は28日、バグダッドの米当局からの情報として、30日にも執行されるとの見方を示している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061229-00000116-jij-int