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2006年12月09日(土) 00時00分

競争入札の方向で検討朝日新聞

 成田市の清掃工場の運転管理業務委託をめぐる汚職事件に絡み、根本一彦助役は8日の市議会経済環境委員会で、この業務委託を07年度から「競争入札の方向で検討していく」と表明した。再発防止を求める市議が多かった一方で、不正が明るみに出た経緯の方を問題視する市議もいた。

 朝日新聞の報道で、小林攻前市長を巡るこの業務委託問題が表面化したのは8月。同委員会は、その後の9月議会ではまったく質疑を行わなかったが、この日は7人の市議が質問した。

 贈賄容疑で前社長らが逮捕された管理会社TECとの契約について尋ねられた小川公司環境部長は、「来年度の契約は不可能だと思う。市民生活への影響などから年度一杯は契約(を継続)するが、残り4カ月分の減額が可能か検討したい」と述べた。また、契約自体が不法行為によるもので無効だとし、同社側に契約金の返還請求をするべきではないか、との質問には「今の契約書では困難」との見方を示した。

 05年度に同業務委託の入札が検討されながら見送られた際、市の積算額を約6千万円上回る額で同社と契約したことについては、小川部長は「TECが慣れているという先入観と、市長からの指示もあり契約した」と釈明した。

 この差額については、「市長による、形を変えた入札妨害。損害をどう補填(ほ・てん)するのか」と問う市議もいたが、根本助役は「現時点では損害という認識は持っていない」と述べた。

 「再発防止」などの声が出る一方で、岩沢貞男市議(政友クラブ)は、「引き継ぎ文書は守秘義務にあたるのではないか」と質問し、不正が表面化した経緯の方を問題視。小川部長は「情報公開の対象なので出した。守秘義務にならないと思う」と述べた。

http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000612090002