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2006年11月27日(月) 11時04分

ばんえい競馬:北見競馬場に廃止惜しむファン2199人 /北海道毎日新聞

 ◇「寂しい」「思い出」「仕方ない」
 ばんえい競馬の廃止が確実になった26日、北見シリーズが行われている北見競馬場には、同シリーズ最多の2199人が駆け付けた。同競馬場のレコードの9910人(80年)には及ばないものの、廃止を惜しむファンの思いを見せつけた。
 北見市の元国鉄職員、浜田明さん(79)は、25歳ごろに農耕馬による「草ばん馬」で馬券を買うようになり、60歳ごろまで「ばん馬」で遊んだ。その後もたまに競馬場に足を運んでいたが、「ばんえいがなくなる」と聞き、約15年ぶりに2人の息子と来場。1〜12の全レースの馬券を買って記念にしたという。浜田さんは「20年以上も前、競馬場での抽選で乗用車が当たった。私がばん馬を始めたころ、重賞レースを甲馬と呼び、バンコウハやヤスヒラが強かったね」と思い出を語り、「長年のイベントだから、(廃止は)寂しいね」とため息をついた。
 網走管内佐呂間町の田宮勝利さん(67)は「今年で終わりなので、特別な思いで来た。寂しいけど、赤字続きというから仕方ないんだろうね」と話した。
 駐車場には1492台の車であふれた。駐車場の整理員をしていた神田正一さん(79)は「こんなに車が多いのは初めて」と、驚いた様子。神田さんは20代で馬券を買うようになり、80年ごろに馬の生産を始めた。現在も3頭を肉用と繁殖用に飼育中。「今まで15頭ぐらいは出走させた」と話す。ばんえいがなくなるのは寂しいが、「馬の生産には今後も頑張るよ」と、やる気を見せた。【高橋正博】

11月27日朝刊
(毎日新聞) - 11月27日11時4分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061127-00000132-mailo-hok