2006年09月30日(土) 14時00分

司法支援センター高知事務所：来月２日、待望のオープン　／高知（毎日新聞）

　◇「使い勝手の良い運営を」−−須崎にも弁護士常駐で開設
　法律トラブルを解決するための相談窓口となる日本司法支援センター高知地方事務所（高知市本町４）が１０月２日にオープンする。また、これまで弁護士不在地だった須崎市にも弁護士が常駐する須崎地域事務所（同市新町２）が同日開設される。【近藤諭】
　同センターのメーン業務はトラブル解決の相談窓口を紹介する「情報提供業務」。ほかに▽資力の乏しい人に裁判費用などを立て替える「民事法律扶助業務」▽犯罪被害者援助の支援団体などの紹介をする「犯罪被害者支援業務」——など。
　「情報提供業務」は東京に設置したコールセンター（０５７０・０７８３７４）で全国からのトラブルの相談を受け付け、各地方事務所に引き継ぐ仕組みで、無料。
　高知地方事務所の岡村直彦所長は「県民にとって使い勝手のよい運営を心がけたい」と抱負を述べた。同事務所は裁判所書記官ＯＢや消費生活専門相談員ら３人のスタッフが常駐。窓口での受け付け時間は平日午前９時〜午後５時。無料法律相談は予約制で、火曜日と木曜日の午後１時〜４時（電話は０５０・３３８３・５５７７）。
　また、須崎地域事務所には東京で活動していた山口剛史弁護士が常駐。山口弁護士は「声なき声をすくい上げるのが役割。司法書士らと連携をとり、役割を果たしたい」と語った。法律相談は予約制で受け付け時間は平日の午前９時半〜午後５時半（電話は０５０・３３８３・５５７９）。

９月３０日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060930-00000127-mailo-l39