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2006年09月28日(木) 00時00分

亀父醜態…日本ボクシング界に泥、逆風加速ZAKZAK

 WBA(世界ボクシング協会)東京総会を記念した、いわば御前試合。ヒルベルト・メンドサ会長ら要人の眼前で、日本ボクシング界に泥を塗る乱闘劇が繰り広げられた。

 大毅が勝利インタビューを受けている最中、「八百長!」「そこまでして勝ちたいか」とヤジを飛ばした一団と、これに激高した亀田ファンの一部が殴り合いを始めた。怒声や女性の悲鳴が飛び交い、「親父、じゃまだ」「負けてるだろうが」と止まない罵声に史郎氏もブチ切れ。アンチ亀田の集団に向かって突進したが、関係者が必死に羽交い締めで抑え、騒動は数分で収束した。


乱闘の輪に加わろうとする史郎氏。制止されなきゃどうなってた? 8月に長男・興毅(19)がファン・ランダエタ(27=ベネズエラ)を“疑惑判定”で下し王座に就いた世界戦に続き、後味の悪さが残った。

 会場の一角に陣取ったアンチ亀田派を黙らせるためにもすっきり勝ちたかった試合。しかし、大毅はWBA世界スーパーフライ級21位のバレリオ・サンチェス(36)の老かいなテクニックに翻弄された。3回には鼻血を垂らし、6回には右目上を切って流血。結局8ラウンドで決着せず、日本人3人が務めたジャッジによる判定は、引き分け1人、2人が1ポイント差で大毅は2−0の判定勝ちとなった。

 初めて戦う世界ランカーに苦戦し、お得意の歌謡ショーもお預け。それでも満身創痍の“浪速乃弁慶”は「鼻血には慣れている。相手は強かったな。でも、ええ試合ができたよ。キャリア5、6戦でここまでできて自信になった」と強がった。

 小差の判定に亀田サイドは激怒。協栄ジムの金平桂一郎会長(40)は「大毅に辛すぎる。亀田バッシングの弊害が(ジャッジに)出た」と渋い表情で語り、史郎氏は「好き嫌いで判定をつけられたらたまらん! こういうジャッジをするから、観客も調子に乗ってヤジを飛ばすんや」とまくし立てた。

 一方、敗れたサンチェスは「絶対に私が勝ったと思った。彼はみんなが思うほど力強くなかった。この内容じゃ、20歳で終わり」とダメ出し。

 さらにこの日、物議を醸した興毅の世界戦について、WBA総会でルイス・パボン審判委員長が「試合のビデオを見た。私自身の採点では亀田が3ポイント差で負けていた」と疑問を呈した。

 興毅は10月18日、ランダエタと因縁の再戦を迎える。亀田家への逆風を止めるには、「絶対KOして防衛する」という公約を実現するしかない。

ZAKZAK 2006/09/28

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006092801.html