2006年09月14日(木) 00時00分

初対面女性に「デブ」で拘留刑、侮辱罪確定へ（ZAKZAK）

　デブは禁句−。スナックで初対面の２０代女性客に「おいデブデブ」などと暴言を吐いたとして、侮辱罪に問われた山梨県大月市議（５５）に対し、最高裁第２小法廷（中川了滋裁判長）は１４日までに、被告側の上告を棄却する決定をした。拘留２９日の実刑判決を言い渡した二審東京高裁判決が確定する。決定は１１日付。侮辱罪で拘留刑が確定するのは極めて異例だ。

　判決によると、被告は平成１６年９月３０日夜、知人男性とともに大月市内のスナックを訪れ、初対面の２０代の女性客に何度も「おいデブデブ」「そんなに太ってどうするんだ」「ドラム缶みてぇだな」などと２人で侮辱した。女性の夫に注意されると、「デブにデブと言って何が悪い」と開き直った。

　女性客の被害届を受けて都留区検が在宅起訴。知人男性は科料７０００円の有罪判決が確定している。被告は「店の経営者に『ママさん、太ったな』『この店にはデブが多いな』と言っただけ」などと無罪を主張したが、１、２審は「経営者は太った体型ではなく供述は信用できない」として退けていた。

ZAKZAK 2006/09/14

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006091406.html