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同大によると、自らが監督・主演したエロビデオを公開したのは、同教授。7月22日、高校生向けに模擬授業をしたり、国際学部を紹介するイベントで、学生がビデオを再生したところ、数秒間、教授と知人の女性の濡れ場が流れた。室内には女子高生2人がいたが、学生があわてて停止したため、見たかどうかは不明だという。ビデオは同教授が用意したものだった。
同大は調査委員会を設置し、事情を聴いたところ「自分が知人の女性と学内で撮影したビデオ。学生の信頼を裏切るようなことをして申し訳ない」と同教授は反省、「不倫ではない」と説明したという。同大は8月2日、同月21日付で学部長職を解任し、出勤停止1週間とする処分を決めた。教授は同30日に休職願を出し、休職中。
岐阜県出身の同教授は慶応大学大学院法学研究科の博士課程を修了後、常磐大学講師や助教授を経て平成6年に教授に就任。硬式野球部長も務めた。同大学出身のプロ野球選手には西武ライオンズの小野寺力投手や阪神タイガースの久保田智之投手がいる。
同教授の専門は国際関係論で、日本外交史の著書も多いが、スポーツ関連でも功績がある。平成13年、江夏氏の著書「左腕の誇り 江夏豊自伝」のインタビュー、構成を務めたほか、同年には「日米野球史−メジャーを追いかけた70年」を出版。16年に書いた「東京オリンピックへの遙かな道−招致活動の軌跡1930−1964」は新聞各社に書評が載せられた。新聞にスポーツコメントも多く寄せている。
大学側は「あってはならない不適切な行為。大変遺憾に思う。再発防止、信頼回復に努めたい」とコメント。「現時点では解雇は考えていない」としているが、“教授の誇り”をなくしてしまった同教授の前途は多難といえそうだ。
ZAKZAK 2006/09/06