2006年08月28日(月) 20時23分

７月の訪日外国人、単月初の７０万人突破　中韓から大幅増（産経新聞）

　国際観光振興機構は２８日、今年７月の訪日外国人数が前年同月比４．９％増の７０万２０００人となり、単月では初めて７０万人を突破したと発表した。ビザの免除・発給地域拡大により中国や韓国からの訪日客が大きく伸びた。

　韓国からの訪日客は、短期旅行者のビザ免除に加え、円安ウォン高による日本向けツアーの割安感や航空路線の新規開設などにより１６．１％増加。中国からも観光ビザの全面開放に伴う航空便の拡充や訪日ツアーの増加などから、３４．１％増と大幅に増えた。

　一方で、日本から海外に出かけた出国人数は、１．９％増の１４４万９０００人となった。前年７月は中国の反日デモの過熱などにより、中国向けの旅行などが落ち込んだが、今年は回復傾向にあるとみられている。今年１月から７月までの海外渡航者の累計は、９８５万４０００人だった。

(08/28 20:23)

http://www.sankei.co.jp/news/060828/kei085.htm