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2006年08月25日(金) 00時00分

ソニー製電池 アップルも180万個回収 東京新聞

 【ニューヨーク=池尾伸一】米パソコン大手・アップルコンピュータと、米消費者製品安全委員会は二十四日、同社のノート型パソコンに使用しているソニー製のリチウムイオン電池、百八十万個のリコール(回収・無償交換)を始めたと発表した。リコール対象のソニー製電池は、パソコン最大手のデルが十日前に四百十万個を回収すると発表したのと同製品。

 回収対象は、二〇〇三年十月から今年八月に米国内で百十万台、日本など米国外で約七十万台販売したパソコンの電池。パソコン機種は「アイブックG4」と「パワーブックG4」。同委員会によると、これまでに電池が過熱したとの報告が九件寄せられ、うち二件は利用者が軽いやけどを負った。

 ソニーによると、電池の製造過程で混入した金属粒子がほかの部品と接触し、ショートを起こすのが原因。

 ソニーは、同じ電池を自社製の「バイオ」にも搭載。ほかのメーカーにも納入しているが「過熱はパソコンのシステムとの組み合わせで起こる。リチウムイオン電池について、現時点ではこれ以上の回収が行われることはないと考えている」としている。

 ソニーは、一連のリコールにより二百億円から三百億円を費用負担することになると発表した。同社は、今期の業績見通しで最終利益を一千三百億円と見込んでいたが、最終利益が押し下げられる可能性がある。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20060825/eve_____kok_____001.shtml