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2006年08月25日(金) 10時47分

<リチウム電池>アップルもリコール ソニー負担2百億円超毎日新聞

 【ワシントン木村旬】米アップルコンピュータは24日、同社製のノート型パソコンに搭載されているソニー製充電池(リチウムイオン電池)180万個をリコール(回収・無償修理)すると発表した。米政府の消費者製品安全委員会によると、過熱による発火の恐れがある。既に過熱事故が9件報告され、2件では利用者が軽いやけどを負った。米デルも14日にパソコン搭載のソニー製充電池410万個のリコールを発表しており、問題が拡大した形だ。
 ソニー製充電池は米ヒューレット・パッカード(HP)などのパソコンにも搭載されているが、ソニーは「現時点ではこれ以上の回収は行われないと考えている」とコメントしている。
 リコールの対象は、03年10月から今年8月までに発売された「アイブックG4(12インチ型)」と「パワーブックG4(12インチ型と15インチ型)」に搭載しているソニー製充電池。米国内で110万個、米国外で70万個販売された。日本での対象数は不明。
 ソニーは「製造工程で微細な金属粒子が充電池に混入し、他の部品と接触して、パソコンのシステムによっては、まれにショートを起こす」と原因を指摘し、「製造工程の改善対策を実施した」と説明している。また、デルとアップルの回収費用に対するソニーの負担が総額200億〜300億円に上ることを明らかにした。
 経済産業省は、日本国内でソニー製充電池を搭載したデル製パソコンから2件の出火事故が発生したことを確認しており、両社に原因究明と再発防止策の報告を指示している。
(毎日新聞) - 8月25日10時47分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060825-00000020-mai-soci