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2006年08月25日(金) 10時20分

アップル、バッテリ180万個をリコール--原因はソニー製セルCNET Japan

 Apple Computerが、発火の危険があるとしてバッテリ180万個のリコールを開始した。このバッテリはソニーのセル技術を採用したもので、先週もDellによる歴史的規模のリコールの原因となった。

 米消費者製品安全委員会(CPSC)によると、同社のリコールはDellほど大規模にはならないが、2003年10月から2006年8月にかけて販売された「iBook G4」および「PowerBook G4」の両ノートPCに影響があるという。バッテリを即座に取り外し、安全な場所に保管するよう、ユーザーには勧告が出ている。

 Appleにはバッテリの過熱に関する9件の報告があり、そのうち2件は軽いやけどや、器物の損壊につながっている。ただし、今のところ深刻な被害の報告はないという。

 CPSCは米国時間8月24日にプレスリリースを出し、「これらのリチウムイオンバッテリは過熱する可能性があり、火災を引き起こす危険がある」と述べた。

 詳しい情報は、Appleの リコール対応ページ に記載されている。

 Appleのリコールは、米国内で販売された110万個のほか、ネットや、小売店および販売代理店経由で販売された海外向けの70万個も対象となっている。この安全対策リコールは、Dellに次ぎ、米国のエレクトロニクス業界史上2番目の規模となっている。

 Dellは先週、 410万個のバッテリのリコールを発表 したが、これは家電製品業界史上最大のリコールとなった。Dellのバッテリはソニー製のセルを採用しており、たとえノートPCの電源が切れていても、これがショートして火災を引き起こす可能性がある。

 IDCによると、Appleがリコールした180万個のバッテリは、同社がリコール対象期間中に出荷したラップトップおよそ560万台の約32%に相当するという。同じくIDCによると、Dellのリコールは数としては大きいが、2200万台というリコール期間中に販売された台数に対する割合は低いという(一部のユーザーは同じシステム用に複数のバッテリを購入するため、リコールされる180万個というバッテリの数とラップトップの台数は必ずしも一致しない)。


この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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[CNET Japan]
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(CNET Japan) - 8月25日10時20分更新

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