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総合重機大手「石川島播磨重工業（ＩＨＩ）」相生工場（兵庫県相生市）が、下請け業者に代金を示さず発注するなど下請け業者側に不利な方法で取引していたとして、公正取引委員会から、下請代金支払遅延等防止法（下請法）に基づき警告を受けていたことが、２５日、わかった。
一部の下請け業者は「納品後に一方的に代金を決められた」と主張。ＩＨＩは読売新聞の取材に「一部の取引で不適切な手続きがあった」と認めた。
下請け業者だった兵庫県相生市の鉄工所（倒産）関係者によると、同工場は２００１年度までの６年間、発電ボイラーの部品など鉄鋼製品を発注した際、取引価格を示さず、納品後に同鉄工所に見積書を提出させ、見積額から３〜４％差し引いた額を記載した注文書を同鉄工所に出していた。
この間、同鉄工所の見積もり総額は約８億８６００万円だったが、ＩＨＩから支払われたのは、約８億５８００万円だった。