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携帯電話のサイト上で詐欺の実行役を募集し、偽造運転免許証を使って消費者金融とカードローン契約を結んだなどとして、警視庁捜査２課は２１日、埼玉県狭山市祇園の無職林直樹被告（２８）ら指示役の男２人と、実行役の男女３人の計５人を、偽造有印公文書行使や詐欺などの疑いで逮捕したと発表した。
林被告らは、偽造免許証を使って銀行から預金通帳をだまし取ったり、携帯電話を不正に契約したりするなど約１００件の犯行を繰り返し、通帳は１通約６万５０００円で、携帯電話は１台約５万５０００円で転売していたとみられる。
調べによると、林被告らは今年５月、東京都新宿区内の消費者金融で、偽造した運転免許証を使ってカードローン契約を結び、２０万円をだまし取るなどした疑い。林被告は、携帯電話のサイト上で「裏系求人」というコーナーを作り、借金の返済などに困った若者を集めた上、偽造免許証を渡して通帳などを作らせ、１件あたり数千円から１万円の報酬を渡していた。
同課では、偽造免許証をだれが作ったのかなどを調べるとともに、転売された通帳などが振り込め詐欺に悪用されていた可能性もあるとみて調べている。