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１９日、東京で劇場公開の新作ファンタジー映画が、インターネット上で異例の「同時ダウンロード公開」された。
映画は「もんしぇん」（山本草介監督）。配給・製作の「シグロ」の山上徹二郎代表は「ヒット作中心に上映するシネマコンプレックス（複合映画館）が全国に広がり、社会派、硬派の映画の上映機会が減った。地方都市のファンにも同時に届けたい」と言う。
公開劇場は東京・上野の一角座。ネット鑑賞は劇場の初回上映と同じ午前１１時から始まった。ダウンロード後２週間は何度も見られる。料金は前売りと同じ１７００円。
「もんしぇん」は熊本・天草にロケ。子を宿した女性が小島にたどり着き、泥人形を作り続ける老人や「年をとることをやめた女性」と交流する姿を描く。