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2006年08月18日(金) 00時00分

ネット発、ウェブアニメ革命児の冒険読売新聞

一番大切なことは、知ってもらうこと
—— 動画共有サイトの「YouTube」にも作品を載せていますね。

FROGMAN 私は、まだまだ無名です。放映費を払ってのテレビ放送は、関東、関西地区の限られた地域のみでしたし、「ニュース23」も月に1度だけです。コンテンツを知ってもらい、DVDを買ってもらうためには、多くの人に見てもらわなくてはなりません。そこで、話題のYouTubeを使ったらどうだろう、と思いました。

 YouTubeでは、作者の許諾なしに作品が紹介されるなどの問題があるそうですが、私の場合、権利をすべて持っていますし、自分で掲載しているので問題はありません。YouTubeで作品を見て、おもしろいと思った人がブログ(日記風ホームページ)に書いてくれ、口コミとしてさらに広がっています。

 今後は、YouTubeだけでなく、「Web2.0」と言われるインターネットの新たな潮流も利用していこうと思っています。とにかく見てもらい、知ってもらわないと、ビジネスにならないんです。既存のフリーサイトをいかにして使うか考えるのも大切なことだと思います。

—— ネットばかりでなく、現実の世界でもイベントに参加なさるそうですね。

FROGMAN はい。「ギヒルズナイト」といって、東京の六本木ヒルズの映画館のメーンスクリーンで、未発表も含め、これまでの作品を放映します。

 チケットは、深夜0時からの発売にもかかわらず20分で完売しました。「スターウォーズ」「躍る大捜査線」に続く史上3例目の快挙だそうで、個人の力でこのようなことが達成できたことをうれしく思います。

 イベントでは、私も舞台に立ちます。今まではネット上でしかファンと接触する機会がなかったので、実際にお会いするのが楽しみです。この場を借りて、Flashアニメは、携帯サイトでもPCでも、テレビでも映画館のスクリーンでも、媒体が何であれ対応できるんだとアピールするつもりです。

—— 後から続く方たちへの助言はありますか?

FROGMAN これからインターネットを利用して発信しようとしている人たちには、ぜひ文章力をつけてほしいですね。Flashアニメを作る才能があっても、企画書が書けないとビジネスは成立しません。Flashのソフトを使いこなすことよりも、本を読み、新聞を読み、自分の幅や深さを広げていくことが、インターネットの世界でも、Flashアニメの世界でも一番大切なことだと思います。(大久保桃子)

http://www.yomiuri.co.jp/net/interview/20060818nt04-1.htm