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2006年08月18日(金) 09時08分

「詐欺」契約150億円 リフォーム事件朝日新聞

 今年上半期(1〜6月)に摘発された訪問販売リフォーム事件は前年同期比30件増の49件で、違法業者による契約総額は全国で同約32億円増の約150億1000万円に上ったことが17日、警察庁のまとめでわかった。

 訪問販売リフォームを含め、自宅を訪ねて無料サービスなどをうたい、高額商品を売りつける点検商法事件全体では62件(前年同期比34件増)が摘発され、179人(同117人増)が検挙された。

 このうち訪問販売リフォーム事件の検挙者は154人(同113人増)、契約者は約2万4000人に上り、契約総額は点検商法全体の約97%を占めた。

 千葉県では「床下の湿気がひどいので防腐剤、防虫剤処理した方がよい」などと必要のない補強工事の契約を高齢者らに迫り、05年までの約2年間に2000件以上の契約を結んで約3億8000万円を売り上げていた業者が特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで摘発されている。

 愛媛県では04年2月〜今年1月、高齢者宅で「洗面所と風呂場の床下の湿気がひどい。換気扇を取り付ければかびがなくなる」とうそを言い、約300人に床下補修工事などの契約を結ばせて代金として約1億4000万円を受け取った業者9人が同法違反(不実の告知)と詐欺の疑いで逮捕された。

 兵庫県では02年7月〜今年2月、「耐震補強されていないから地震が来たら絶対に屋根が落ちる」と高齢者をだまして耐震補強工事を600人と契約し、計約8億円を受け取った業者8人が同法違反(不備書面の交付)と詐欺の疑いで逮捕されている。

http://www.asahi.com/national/update/0818/TKY200608170489.html?ref=rss