悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年08月18日(金) 22時07分

<ライブドア事件>堀江前社長の初公判は9月4日毎日新聞

 証券取引法違反に問われたライブドア(LD)前社長、堀江貴文被告(33)について、東京地裁(小坂敏幸裁判長)は18日、第9回公判前整理手続きを行い、初公判を9月4日に開くことを決めた。11月28日まで計26回の公判を集中的に開く予定を示した。公判の争点については、LDが自社株を売却するために利用したとされる投資事業組合(ファンド)の実態など主に3点に絞り込んだ。
 堀江前社長は起訴事実をすべて否認し、公判では検察と弁護側の激しい争いが予想されるが、順調に進めば11月28日までに証人尋問や被告人質問などの証拠調べを終える見通しだ。その後、検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論が行われ、早ければ年度内にも判決が言い渡される。
 関係者によると、堀江前社長は4月27日の保釈後、六本木ヒルズ(東京都港区)の自宅で過ごしている。一時体重が増えたが、ヒルズ内にあるスポーツジムに通うなどして、保釈時(逮捕前より約15キロ減)の体重に戻りつつある。周辺には「トライアスロンに出たい」と話しているという。【佐藤敬一】
 ◇元側近らの法廷証言にも注目
 ライブドア(LD)前社長、堀江貴文被告(33)の初公判が9月4日と指定され、来月から検察、弁護側双方の法廷論争が始まる。全面否認している堀江前社長側と検察側とが公判前整理手続きで絞り込んだ争点は主として3点。証人には前財務担当取締役、宮内亮治被告(39)=分離公判中=ら計20人が採用される予定で、元側近らの法廷証言にも注目が集まる。
 公判前整理手続きは09年までに実施される裁判員制度を前に、昨年11月施行の改正刑事訴訟法で導入された。迅速で分かりやすい裁判に向け、事前に争点や証拠を絞り込む。大型経済事件への適用は今回が初めてで、5月10日から8月18日まで計9回行われた。
 絞り込まれた主な争点は(1)LDが自社株売却のため利用したとされる投資事業組合の実態(2)ライブドアマーケティング(LDM)の出版社買収時の発表内容(3)粉飾に問われた子会社2社への売り上げ計上の内容と堀江被告の認識——だ。
 東京地裁は18日、検察側申請の宮内被告ら14人、弁護側申請の公認会計士ら6人を証人採用する予定を示した。尋問時間は計約87時間に及ぶ見通しで、次回手続きで尋問日程が決まる。
 公判は▽9月=10回▽10月=11回▽11月=5回の計26回を予定。初公判では検察、弁護側双方の冒頭陳述や投資事業組合関係者の証人尋問が行われる。【佐藤敬一】
(毎日新聞) - 8月18日22時7分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060818-00000112-mai-soci