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2006年08月17日(木) 16時31分

サイバー犯罪最多1802件 上半期産経新聞

 インターネットなどを悪用したサイバー犯罪の今年1〜6月の摘発件数が、前年同期比11・8%増の1802件で、上半期として統計を取り始めた平成12年以降で最多だったことが17日、警察庁のまとめで分かった。不正アクセス禁止法違反が33・8%増加したのをはじめ、詐欺や児童買春・ポルノの摘発が急増している。
 警察庁によると、不正アクセス禁止法違反の摘発は265件で、他人のパスワードやIDでコンピューターに侵入したケースがほとんど。摘発された年齢別でみると、20代が最多で22人、次いで30代が19人、10代が14人など。最年少は14歳だった。
 IDやパスワードを入手した手口は、安易な設定など管理の甘さにつけ込んだものが115件。偽サイトを使って入力させる「フィッシング」も102件に上った。
 摘発件数が最も多かったのはネット悪用の詐欺で、サイバー犯罪全体の約40%。前年同期比9・1%増の733件にのぼり、大多数がネットオークション絡みだった。
 出会い系サイトで知り合った18歳未満を相手にした児童買春は18・2%増の169件、児童ポルノは42・6%増の97件、偽ブランド品をネットオークションに出品・販売するなどの商標法違反も112%増の106件に上った。
 一方、都道府県警が受理したサイバー犯罪の相談件数は39・5%減の3万565件。詐欺・悪質商法に関するものが63・6%減ったが、名誉棄損・誹謗(ひぼう)中傷は39・1%増えた。警察庁が昨年6月にネット上に開設した相談窓口に相当数のアクセスがあり、実際に警察に相談する前にネット上で問題解決できたケースも多いとみられている。
(産経新聞) - 8月17日16時31分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060817-00000012-san-soci