2006年08月15日(火) 11時09分
元従業員２人に実刑 「幸輝」の詐欺事件 京都地裁（京都新聞）
住宅リフォーム会社「幸輝」（大阪市）の従業員による詐欺事件で、詐欺と特定商取引法違反の罪に問われた同社元従業員穐田俊男被告(56)と、同梅本誠被告(29)の判決公判が１５日、京都地裁であった。武田正裁判官は「犯行は組織的で悪質」として、穐田被告に懲役２年８月（求刑同４年）、梅本被告に同１年２月（求刑同２年）の実刑判決を言い渡した。
判決理由で武田裁判官は「幸輝はだまされやすい者の情報を社内で伝達し、高額工事の必要があるかのようにうそを言って契約させることを繰り返していた」と述べた。
判決によると、両被告は昨年５月、他の元従業員らと共謀して、大阪市住之江区の７０代の夫婦に「地震が来たら家が壊れる」などとうそを言って補強工事契約を結び、約８０万円をだまし取った。穐田被告は他に京都市内の高齢者に対し、同種の犯行を繰り返した。
（京都新聞） - 8月15日11時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060815-00000017-kyt-l26