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2006年08月15日(火) 11時37分

与党内から賛否両論 首相の靖国参拝朝日新聞

 小泉首相が15日の終戦記念日に靖国神社に参拝したことに、与党内から賛否両論が出た。

 谷垣財務相は記者団に「紆余曲折(うよきょくせつ)があったと思うが、公約にのっとって参拝したということだろう」と述べた。そのうえで「首相自身意欲を持っていたアジア外交がうまく進まなくなったのは靖国(問題)がある」と指摘し、「私は首相になったら参拝しない」と従来の考えを繰り返した。

 公明党の神崎代表は記者団に「私はかねて、首相、外相、官房長官は参拝を自粛すべきだと申し上げてきた。首相にも直接何回も自粛するよう申し上げてきた。8月15日という象徴的な日だけに誠に遺憾だ」と不快感を表明した。

 21年前に公式参拝に踏み切った中曽根元首相は「最後に公約を実行したという実績を残したということで、それはそれで結構だ」としながらも、「靖国参拝というのは公約すべき対象ではない。そもそも首相候補として公約しておきながら私的参拝というのは矛盾している」とするコメントを発表した。

 一方、武部勤幹事長は外遊先のシドニー郊外で記者団に「在任中最後のお参りだ。今日は全国戦没者追悼式が行われることもあり、千鳥ケ淵(戦没者墓苑)にも参拝している。8月15日が一番自然だ」と理解を示した。

 日本遺族会会長である古賀誠元幹事長は都内で「遺族会としては、首相が国民・国家を代表して国の礎になられた英霊に尊崇の念をもってお参り頂き、平和を発信していただくことは大変喜ばしい」と語った。

http://www.asahi.com/politics/update/0815/005.html