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2006年08月15日(火) 11時34分

小泉首相、参拝は「まさに心の問題」朝日新聞

 小泉首相が15日の靖国神社に参拝後、首相官邸で記者団に説明した。

 「過去5年間の私の靖国参拝に対する批判は3点に要約される。一つは中国、韓国が不愉快な思いをしているから、やめろという意見。私は日中、日韓友好論者だ。一つの意見の違いがあると首脳会談を行わないことがいいのかどうか。私を批判する方は、つきつめれば中国、韓国が不快に思うことはやるなということだ。もし、私が一つの問題で不愉快な思いをしたから中国、韓国と首脳会談を行わない、と言ったらどちらを批判するか。

 もうひとつは、A級戦犯が合祀されているから行っちゃいかんという議論。私は特定の人に対して参拝しているんじゃない。一部で許せない人がいるから、圧倒的多数の戦没者の方々に対して哀悼の念を持って参拝するのがなぜ悪いのか。私はA級戦犯のために行っているんじゃない。

 第3点は憲法違反だから、参拝をしちゃいかんと。憲法第19条、思想および良心の自由は、これを侵してはならない。これをどう考えるか。まさに心の問題」

 ——なぜ8月15日を選んだのか

 最初、多くの方々が8月15日だけはやめてくれといい、あえて15日を避けて参拝してきた。しかし、8月15日を避けても、いつも批判、反発、そしてこの問題を大きく取り上げようとする勢力、変わらない。いつ行っても同じです。ならば私はこれから戦没者墓苑にお参りする。戦没者の追悼式にも出席する。適切な日だなと判断した。

 ——2回目の参拝では終戦記念日にこだわるのは意に反するとしたが、その所感と矛盾するのでは

 矛盾しません。いつ行っても問題にして、混乱にしようとする勢力がある。それはもう仕方ない。いけないと言ったって日本では言論の自由が認められているから、どうにもならない。むしろこだわっているのはマスコミじゃないか。あるいは私に反対する方々じゃないか。

 ——靖国に合祀されているA級戦犯の戦争責任をどう考えるか?

 戦争の責任をとって戦犯として刑を受けているわけでしょ。ご本人たちも認めているし、それはあると思うが、それとこれとは別だ。特定の人のために参拝しているんじゃない。戦没者全体に対して哀悼の念を表するために参拝している。

http://www.asahi.com/politics/update/0815/004.html