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2006年08月15日(火) 03時09分

61回目の終戦記念日、首相の靖国参拝が焦点朝日新聞

 第2次世界大戦が終結してから、15日で61年となる。政府主催の「全国戦没者追悼式」が東京・北の丸公園の日本武道館で開かれ、戦没者の遺族や天皇、皇后両陛下、小泉首相、衆参両院議長らが参列し、正午に全員が黙祷(もくとう)する。首相は同日中の靖国神社参拝に意欲を示している。

 首相は14日から27日まで2週間の夏休みに入ったが、15日は午前の閣議の後、追悼式への出席に先立って千鳥ケ淵戦没者墓苑で献花する。

 首相は01年の自民党総裁選で8月15日の参拝を公約したが、中韓両国への配慮などから参拝時期をずらしてきた。ただ、今月に入って「公約は生きている」などと終戦記念日に参拝する意欲を重ねて示している。

 一方、野党3党は終戦記念日の談話を発表し、首相の参拝を牽制(けんせい)。民主党の小沢代表は「小泉政権は米国に追従するのみで、東アジアや中東をはじめ、世界で積み重ねてきた実績と信頼を損なう姿勢を示してきた」と批判した。

 共産党の市田忠義書記局長は「日本外交に求められているのは、靖国参拝への固執という誤った態度をあらためることだ」と主張。社民党の福島党首は「指導的な立場にあるものは、偏狭なナショナリズムをあおることがないよう細心の注意を払っていかねばならない」と指摘している。

http://www.asahi.com/politics/update/0815/001.html