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大阪府池田市のホテルで今年２月、交際していた女性自衛官（当時２２歳）を殺害したとして、殺人罪に問われた元陸上自衛隊通信学校陸曹長・藤田盛司被告（４２）（懲戒免職）の判決公判が１５日、大阪地裁であり、横田信之裁判長は「被害者は消極的ながら心中に同意していた」として同意殺人罪を適用し、懲役６年６月（求刑・懲役１５年）を言い渡した。
判決によると、妻子があった藤田被告は同月２０日午前１時ごろ、ホテル客室で睡眠薬を飲んで手首を切るなど女性と心中を図ったが失敗、女性の承諾を得たうえでネクタイで絞殺した。
検察側は「女性は藤田被告と別れることを決意しており、自殺する動機はない」と主張したが、横田裁判長は、女性が藤田被告と一緒に睡眠薬を購入していたことなどを理由に「承諾がなかったとするには疑いが残る」とした。