2006年08月12日(土) 15時03分

＜指数予報＞ビールやアイス、熱中症など　ネットで大賑わい（毎日新聞）

　ビール指数、アイスクリーム指数、汗かき指数——。インターネットなどを通じて、天気予報のデータを基に計算したさまざまな「指数」を提供するサービスが広がっている。天気予報の２次利用。夏ならではの情報も多く、レジャーや健康管理に役立てる人たちも多いという。
　ヤフーは夏の間、「ヤフー天気情報」（ｈｔｔｐ：／／ｗｅａｔｈｅｒ．ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ／ｗｅａｔｈｅｒ）で、気温や湿度を基に算出した「ビール指数」や「熱中症指数」「汗かき指数」「紫外線指数」の４種類の情報を提供している。ビールの場合、全国１３８地点ごとに「暑いぞ！　忘れずにビールを冷やせ！　指数９０」「暑い！　きょうはビールが進みそう！　指数７０」などと、ビールを飲むのに適した気象条件かどうかを１０段階の指数で示す。
　日本気象協会は、天気と紫外線の量を独自に分析した「ＵＶケア情報」（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｔｅｎｋｉ．ｊｐ／ｕｖｃ／ｉｎｄｅｘ．ｈｔｍｌ）で、日焼け対策の情報を発信している。全国の主要１２都市について、天候に合った日焼け止めの強さ（ＳＰＦ）の目安を表示するほか、１時間ごとの日焼けの危険度もグラフ化し、外出時の参考にできる。同協会は「具体的で実用的な内容にした」と説明する。
　人間ではなく犬の熱中症予防に役立つ「ワンちゃん夏バテ予報」（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｐｅｄｉｇｒｅｅ—ｏｔｅｎｋｉ．ｊｐ）もある。ドッグフードメーカー、マスターフーズが運営し、全国４７都市別に「ほぼ安全」から「厳重警戒」まで４段階に分け、愛犬家に散歩や水分補給のコツをアドバイスする。
　「アイス指数」などを出している民間気象情報会社「ウェザーニューズ」によると、アイスクリームは気温が高すぎると売れず、ビールは前日との気温差が激しいほど需要が増えるなど、項目によって特有の傾向がある。同社は「天気予報だけでは判断できない情報も、指数を参考にすれば生活に役立つ」と利用を呼びかけている。【五味香織】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060812-00000045-mai-soci