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2006年08月09日(水) 20時40分

「摂理」の韓国人女性幹部を刑事告発へ 入管法違反容疑朝日新聞

 カルト集団「摂理」の鄭明析(チョンミョンソク)教祖(61)=強姦(ごうかん)容疑で国際手配=から、女性信者らが性的暴行を受けている問題で、信者の脱会支援に携わる渡辺博弁護士(第二東京弁護士会)らが9日、教祖の側近で、首都圏の信者組織のリーダー的存在である韓国人女性(44)=千葉市在住=を、出入国管理法違反(資格外活動)容疑などで千葉県警に告発することを決めた。日本での在留資格を不正に取得した疑いが強いとみており、女性の協力者とされる日本人の会社社長ら2人も併せて、告発する。

 千葉中央署に10日、告発状を提出する。「摂理」信者の性的被害問題が表面化して以後、関係者の刑事責任を追及する動きが出たのは初めて。東京入国管理局千葉出張所にも、女性の在留資格の取り消しを申し入れる。

 渡辺弁護士らによると、女性は00年、東京都内の会社(今年3月解散)に「デザイン企画」の職種で雇用されたと偽って在留資格を取得。その後も雇用継続を理由に計3回、資格を更新してきたとされる。また、同社社長は、親族に「摂理」の信者がいる取引先社長と共謀。女性に対し、偽の従業員証明を交付し、不正取得を手助けした疑いをもたれている。

 脱会者らによると、女性は88年に来日。千葉工業大や千葉大に在籍しながら、主に関東地方での勧誘活動を取り仕切ってきた。海外逃亡中の鄭教祖と頻繁に連絡を取り、教祖の潜伏先に日本人女性を送り届ける中心的役割を担っているとされる。

http://www.asahi.com/national/update/0809/OSK200608090143.html