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2006年08月08日(火) 00時00分

MS、ユーザーの行動パターン反映の検索エンジンを開発中読売新聞

 米Microsoftは8月7日、検索エンジンに関する新しい技術を開発中だと発表した。クリックパターンや閲覧パターンを使うことで、よりユーザーの目的に合った検索結果を導き出す技術で、今週開催される国際学会ACMの情報検索分科会SIGIR(Special Interest Group on Information Retrieval)カンファレンスで発表される。Microsoftは、研究機関中最多の13本の研究結果を発表する。

 今回発表される技術を使うと、より目的に合った検索結果のランキングが可能になったり、クリックスパムを検知できるようになるほか、Webサーチのカスタマイズも可能になり、検索エンジンの使い勝手が全体的に向上するという。

 この技術の研究者の1人であるMicrosoftのユージーン・アジシュタイン氏は、今の検索エンジンが持つ「Webサイトの内容とサイト同士のリンク構造という2次元的なアプローチ」に加え、「ユーザー自身というもう1つの次元を付け加えることで、検索結果をより適切なものにしようと試みた」と語る。同社では、今回の研究は単なるユーザー行動に関する研究にとどまらず、フィードバックの適切性、複数言語にわたった検索、検索エンジンのカスタマイズなど、さまざまな分野を網羅するものとしている。

 Microsoftでは、研究開発における学会との協力に努めており、今回SIGIRで発表される同社の研究の大部分が大学などの学術機関との共同研究によるものとなっている。

 SIGIRに寄稿された研究論文は、同社サイトからリンクされている。

http://www.yomiuri.co.jp/net/itmedia/20060808nt03.htm