2006年08月08日(火) 00時00分

「リナックス」使いサーバー構築　浜松の専門学校で講座 （東京新聞）

　近年需要が増えてきている無料の基本ソフト（ＯＳ）「リナックス」を用いて、学生にサーバーを構築する知識や技術を身につけてもらおうと、静岡理工科大と浜松情報専門学校が企画した「リナックスサーバ構築講座」が七日、浜松市中央三の同専門学校で開講した。

　「サーバーの実務的な勉強をしたい」という学生の要望に応え、静岡大と静岡理工科大で情報技術を学んでいる学生を対象に始まった。

　サーバーは、パソコンをネットワークでつないでインターネットでホームページを公開したり、Ｅメールを送受信したりする際に用いられる。ＩＴ時代の企業運営に欠かせない技術とされるが、大学では理論的な勉強が中心で実際に自分でサーバーを構築する機会は少ないという。

　前半はサーバーの役割や、構築に必要な設備などの講義があり、後半から実際にサーバーに使うコンピューターにリナックスをインストールした。八日から講座の最終日の十一日まで、実際にサーバーを構築する作業に入る。

　受講した静岡理工科大三年の三木貴文さん（２１）は「コンピューターに興味があって受講した。サーバーの勉強をして資格を取って仕事や就職に生かしたい」と話していた。　（角雄記）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/siz/20060808/lcl_____siz_____002.shtml