悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年08月07日(月) 20時30分

「湯沸かし器110番」、新たに14件の死亡事故相談朝日新聞

 パロマ工業製のガス湯沸かし器で一酸化炭素中毒事故が相次いだ問題で、各地の弁護士らでつくる欠陥商品被害救済全国協議会は7日、「湯沸かし器・燃焼器具被害救済全国一斉110番」として受け付けた電話相談の結果を発表し、判明している28件の事故以外に14件の死亡事故について相談があったことを明らかにした。同協議会の弁護士らは「パロマ被害弁護団」を結成し、パロマ側に対する民事訴訟も検討している。

記者会見の冒頭、頭を下げる小川宏樹・パロマ事故調査委員会委員長(左端)ら=7日午後5時すぎ、名古屋市瑞穂区で

 電話相談は北海道、東京、愛知、大阪、山口の5カ所で7月下旬に受け付けた。相談の総数は348件で、このうちパロマ製品についての相談は291件(84%)。

 重複分を除いて事故の種別をみると、死亡事故は16件、傷害事故は19件、火災など財産被害は6件だった。死亡事故は、ほとんどがパロマ製品によるものとみられ、うち14件は、93年6月に愛知県内の団地で20代男性が死亡した事故など、これまで明らかになっていないという。

 同協議会は、全国4カ所で電話の相談窓口を設けて情報収集を続ける。相談窓口の電話番号は札幌(011・281・8448)、東京(03・3501・8822)、愛知(052・220・5151)、大阪(06・6362・0860)。

http://www.asahi.com/national/update/0807/NGY200608070007.html