悪のニュース記事

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2006年08月02日(水) 00時00分

アフィリ厨(あふぃりちゅう)読売新聞


絵と文・唐沢なをき

 アフィリエイト広告など、お金稼ぎを目的でブログやサイトを作って、他人に迷惑をかけている人のことですワン。

 ブログがここまで流行った理由のひとつに、情報を発信しつつアフィリエイト広告でおこづかい稼ぎができることもあったのですが、最近はおこづかい稼ぎのほうを優先している人も増えました。そういう人のサイトを開くとバナー広告がどっさり、ブログがあっても書かれている文章は1、2行だけ、しかも似たような広告ばかりのブログをいくつも作っていたりします。

 当然、お金稼ぎ目的のブログやサイトを作ること自体は何も問題ありませんし、誰も迷惑だとは思いません。問題はサイトの作者がお客さんを呼び込むべく、あちこちで過剰な宣伝をしてしまうことですワン。人の集まりそうな掲示板に自分のサイトのアドレスを書き込みまくったり、関連性のない話題のブログにトラックバックをしたり。この広告トラックバックはゴミトラバなどと呼ばれて、非常に迷惑がられています。

 アフィリ厨にうんざりして、欲しい物の広告が貼ってあっても、アフィリエイト用のIDを削除したURLを使って購入する人も多いです。「アフィリ厨には一銭も落としたくない!」というわけですワン。そういう方でも、おもしろいブログでなら、喜んでアフィリエイト広告を使ってお買い物してくれたりするわけです。他人に自分のサイトやブログをアピールするのは悪いことではありません。しかし、訪れた人が不快に思うような作りのサイトは結局マイナスにしかなりません。最低限のマナーは守りたいものですワン。

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/yougo/20060802nt08.htm