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2006年07月30日(日) 00時42分

<カルト教祖>女性信者十数人が性的被害 告訴を検討毎日新聞

 韓国人の男性教祖に服従を誓う新興宗教の元女性信者十数人が、「教祖から性的被害を受けた」と訴えていることが分かった。信者の脱退支援を続けている渡辺博弁護士(第二東京弁護士会所属)が29日、東京都内で記者会見し、準強姦(ごうかん)容疑などで刑事告訴を検討していることを明らかにした。
 この集団は、韓国で80年ごろに設立された「摂理」で、以前は「モーニングスター(MS)」とも称していた。キリスト教の聖書を独自解釈し、鄭明析(チョンミョンスク)教祖(61)を崇拝の対象としている。鄭教祖は韓国で女性信者に対する性的暴行が表面化した99年に同国を脱出。その後、強姦容疑で同国の捜査当局に指名手配された。国際刑事警察機構(ICPO)を通じ国際手配されており、今春まで中国にいたとの情報もある。
 渡辺弁護士らによると、日本では首都圏や関西の大学生を中心に約2000人の信者がおり、6割が女性。国立大や有名私立大でスポーツ、演劇、チアリーダーなどのサークルと称して学生を勧誘。「聖書の勉強をしよう」と教義を教え込み、「従わないと地獄に落ちる」などとマインドコントロールするという。
 鄭教祖は02年ごろまでしばしば来日。千葉県の信者宅などに滞在し、数人ずつ女性信者を呼び出しては「健康チェック」と称して下半身を触るなどの行為を繰り返していたという。教義で服従させ抵抗できなかったことを理由に準強姦容疑の適用を検討している。渡辺弁護士は「強姦されたという5人前後を含め、十数人の女性から性的被害の相談を受けている」と話している。被害連絡は田村町総合法律事務所へメールで(office@tamuraho.com)。【鈴木泰広】
(毎日新聞) - 7月30日0時42分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060729-00000108-mai-soci