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2006年07月29日(土) 20時03分

「摂理」教祖の告訴検討 脱会支援の弁護士ら会見朝日新聞

 カルト集団「摂理」に大学生らが引き込まれ、鄭明析(チョン・ミョンソク)教祖(61)=強姦(ごうかん)容疑で国際手配=から女性信者らが性的暴行を受けている問題で、信者らの脱会支援活動に携わる渡辺博弁護士(第二東京弁護士会)らが29日、東京都内で記者会見した。渡辺弁護士は、日本人女性が鄭教祖の潜伏先に呼ばれ、被害に遭っている実態を指摘し、「被害者の要請があれば、刑事告訴を検討する」と述べた。

「摂理」での生活を語る元男性信者=29日午後、東京都港区で

「摂理」の拠点地域と主な大学

 会見には、愛澤豊重・日本基督教団総務幹事らと昨年、「摂理」を脱会した元信者の30代男性も同席した。約100人の報道関係者が詰めかけた。

 渡辺弁護士らは、被害に遭った女性が親や周囲に知られたくないとの思いから「泣き寝入り」を強いられているため、刑事責任の追及を断念してきた。しかし、「日本人女性が性的暴行の対象にされ、(現在も)被害が続出している」と指摘し、改めて刑事告訴を検討することにした。

 また、千葉県内の韓国人女性幹部が在留資格を不正取得している可能性を示し、鄭教祖と併せて「刑事告訴などの法的手続きを考えたい」とも話した。

 元信者の男性は、マンションの一室などで共同生活を送っている信者たちの過酷な生活ぶりを詳細に証言した。

 男性は「職場の同僚に誘われて入った。教義には疑問をもったが、毎朝教祖の説教を見たり、午前1時ごろまでビラ作りなどの作業をさせられたりしているうちに、次第に判断力が低下した」と明かした。

http://www.asahi.com/national/update/0729/OSK200607290198.html