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2006年07月27日(木) 00時00分

公式メニューや一般サイトってなに?朝日新聞

 ケータイでは通話やメールのほかに、サイト接続によるコンテンツ閲覧サービスが利用できます。今回は携帯電話各社が提供しているコンテンツ閲覧サービスについて、説明しましょう。

 現在、国内ではNTTドコモが「iモード」、auが「EZweb」、ボーダフォンが「ボーダフォンライブ!」という名称で、コンテンツの閲覧サービスを提供しています。各社の対応端末には、それぞれのサービスをすぐに呼び出せるように、専用のボタン([iモード]ボタンや[EZweb]ボタン、[ボーダフォンライブ!]ボタン)が装備されていたり、メニュー画面に接続のための項目が用意されていたりします。

 各社のコンテンツ閲覧サービスのメニューには、ニュースや天気予報、乗り換え案内、着信メロディ、モバイルバンキング、株価情報、グルメ、ゲームなど、さまざまな内容のコンテンツが掲載されています。こうしたサービスメニューに掲載されているコンテンツは、いずれもコンテンツ提供会社が作成し、携帯電話会社の厳しい内容審査を受けた上で掲載されています。言わば、携帯電話会社のお墨付きをもらったコンテンツというわけです。また、コンテンツが有料で提供されているときは、コンテンツ利用料を携帯電話会社が代行して、ケータイの月々の料金といっしょに徴収できるしくみになっています。こうした携帯電話会社のメニューにあるコンテンツは、一般的に「公式メニュー」や「公式サイト」と呼ばれています。

 一方、インターネット上には、公式メニューに掲載されていないホームページが数多く存在します。これらのホームページやサイトは携帯電話会社とコンテンツ提供の契約をしているわけではありませんが、ケータイのインターネット接続機能を使えば、公式メニューと同じように閲覧することができます。こうしたインターネット上で自由に公開されているホームページは前述の公式メニューや公式サイトに対し、「一般サイト」や「勝手サイト」と呼ばれています。

 一般サイトは企業や筆者のような個人などがケータイ向けに自由に公開しているものですが、その内容はさまざまです。パソコンで利用しているインターネット同様、ユーザー自身が判断をしたうえで、利用する必要があります。役立つページもたくさんありますが、なかには好ましくないページも存在するからです。

 一般サイトの利用については、大人が利用するのであれば、自己責任で判断することになります。しかし、ケータイは子どもや中高生も利用しているため、好ましくないサイトに接続してしまうリスクがあります。そこで、子どもたちが好ましくないサイトを利用しないように、サイト接続を制限するための「フィルタリングサービス」を各社とも提供しています。NTTドコモは「キッズiメニュー」、auが「EZ安心アクセスサービス」、ボーダフォンが「ウェブ利用制限」「インターネットアクセス制限」という名称で、それぞれサービスを提供しています。アクセスを制限する基準やサービス内容は携帯電話会社によって、少しずつ異なります。一般サイトの閲覧をすべて制限し、各社の公式メニューのみを利用できるようにするといった設定も可能です。利用料金は無料で、各社の系列店や公式メニューなどで申し込みができます。

 お子さんにケータイを持たせていたり、持たせることを検討しているときは、フィルタリングサービスの設定を検討してみてはどうでしょうか。

http://www.asahi.com/digital/column01/TKY200607250690.html